オヤジの知恵袋

50代のオヤジが、これまで読んだ様々な本で得た知識。あるいは体験、若干の持っている知識を使って、快適に生きるための様々な工夫や心の保ち方、ノウハウを凡人としての目線で解説しました。

好きを仕事にと言うが、とりあえずは割り切ってバランスをみてもいい

 よく好きを仕事にしようと言われる。それでこそ、人は最大限のパフォーマンスを発揮できると。

 

これは確かにその通りで。中野信子氏や黒川伊保子氏のような脳科学関係の研究者たちも、人間の脳の構造から肯定している。ありていにいうと、直観と好奇心で行動し好きなことに集中しようというわけだ。

 

前回のミニマリス云々の記事でも触れたが、そのためには自分のものをそぎ落としていって本当に自分がしたかったことを見つけ、それに集中するというアプローチの方法がある。これも有効だと思うし、いや逆に、こうしないと今の情報があふれた時代では見つけられないと思う。自分探しといって旅行などに行くよりも、よっぽどリーズナブルだ。

 

だが、その見つけたものが即、生活経済に結び付くかというとどうだろうか。それは、SNSを発信したりなど、いろいろとあるだろうが。すぐにはなかなか難しい側面もあると思う。また、どこかに勤める形にしても、未経験でいきなり採用されるとは思えない。あるいは資格取得が必要な分野もあるだろう。

 

では、どうするか。これも「手ぶらで生きる」(しぶ氏、サンクチュアリ出版)に書いてあったのだが、まずは自分が生活するに必要な額を算出することだ。食費、家賃、光熱費、あとほかに何か支払いがあれば、その額だ。気を付けないといけいないのは、この額を算定するにあたって、本当に削ぎ落とした最低の額にしておくことだ。今現在のレベルで見たら生活の変革にはつながらないからだ。

 

で、このぎりぎりの額が算出できたら、それに見合う仕事を探してみることだ。どんな仕事でもいい。経済のための仕事と割り切ってもいいだろう。もちろん、現在、勤めがある人は、ストレスが体調を崩すほどではないなら、そのまま勤めてもいいだろうが。

 

そのうえで、改めてプラスアルファで好きなことにチャレンジしていく。好きなことなら、余暇を使ってもかまわないはずだ。趣味と一致しているのだから。

この手法を一度試してみると、意外に自分はそれほど収入がなくても大丈夫だったと気づくものだ。たとえ職は変えない人でも、安心感が生まれる。

 

ちょっとチャレンジしてみると面白い手法だろう。